償却(敷引き) (賃貸借契約に関する用語 )
償却(敷引き)とは、賃貸借契約の締結時に預託した敷金や保証金の中から、解約時に返還されないことが確定されている金銭のことです。
関東では、償却と呼ばれ、関西では、敷引きと呼ばれます。意味合い的には、礼金と同じ性質のものです。
償却と名が付いていますが、賃貸借契約上に登場するこの償却は、減価償却とはまったく関係がありません。
償却(敷引き)は、課税対象となるため、消費税の負担が必要です。
例えば、賃料:10万円、保証金:賃料の8ヶ月分(80万円)、償却:解約時賃料の2ヶ月分(20万円)とすると、実際に返還される金額は、80万円-20万円-1万円(消費税5%の場合)となり、59万円となります。
退去しようと思って契約書を見てみたら償却20%ってなっているけど、保証金を20%も取られるほど、汚くないもん!
きれいに使ったでしょ?原状回復こんなにお金使わなかったでしょ?!今更だけど、保証金満額返してよ!
×できません
※償却と減価償却は関係ありません。つまり、償却20%の物件の場合、原状回復にかかる費用とは別に、保証金20%が差し引かれた金額が返金されます。
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