賃貸オフィス内覧のコツ
オフィス移転や新規開設、こんなはずじゃなかった!レイアウトが入らない!とオフィス移転が失敗しないコツをご紹介します。特に「内覧」は、実際に不動産物件の外側、室内を見れる賃貸事務所を探す重要なステージです。しかし賃貸住宅の内覧の経験はあっても、賃貸オフィスの内覧やオフィス移転の経験をしたことがある方は少ないと思います。
- 賃貸オフィスの内覧ってどこを見ればいいの?
- オフィスだからこそ、どこを内覧で気を付けて見ればよいか分からない!
- 安くないオフィス移転の費用。だからこそ失敗したくない!
- 自分の目で見て、納得する事務所を賃貸したい!
そんな方に向けて「オフィス内覧のコツ」ご紹介します。
1、立地、周辺環境の内覧チェックポイント
- 駅からの距離・ルート
- 周辺環境(街の雰囲気、ランチなどの飲食店)
毎日通勤するオフィスだからこそ、駅からの距離は重要です。
不動産資料だけではわからない、交差点の待ち時間や坂道などを気にして実際に歩いてチェックしましょう。
また街の雰囲気、ビル周辺の雰囲気も資料だけではわからない項目です。日当たりなども含めて確認しましょう。
来訪者に道の説明がしやすいかどうかも重要なので周辺に目立つ建物などがあるかどうかも見ておくと、後々便利です。
その他、移転してから「ランチに困る!」ということがないように周辺の飲食店なども見ておきましょう。
2、ビル入口、エントランスの内覧チェックポイント
- ビル入口、エントランスの広さ・雰囲気
- エレベータの数、広さ
- テナント表示板(他の入居テナント)
ビル入口、エントランスは来訪者である取引先や求職者が始めて貴社の印象を決める部分です。
広さ、雰囲気、清掃が行き届いているか、などを確認しましょう。
また忘れやすいポイントですが、「テナント表示板」は絶対に内覧時に確認しましょう。テナント表示板を見る際には、入居テナントの業種と複数フロアを使用しているテナントがいるかどうかを確認しましょう。
業種によっては、不特定多数の人の 出入りが多くあったり、複数フロア(特に飛び階)を使用しているテナントがいるとエレベータが階の行き来に利用され、エレベータ利用にストレスを感じる場合があります。
内覧時に確認しておきたいポイントです。荷物の搬出入が多い業種はエレベーターの大きさや間口の広さも見ておく必要があります。
3、室内・フロアの内覧チェックポイント
- フロアのエレベータホール
- トイレ、給湯室(個室の数、洗面台の数、トイレや給湯室の明るさ)
- 室内の大きさ
- 室内の明るさ・日当たり
- 空調機の数、位置
- 照明機器の位置
- 室内の天井高
- 室内の梁までの高さ、梁の位置
- におい
フロアのエレベーターホールの雰囲気、トイレや給湯室などをチェックしておきましょう。
女性社員が多い場合、トイレの個室の数や洗面台の数が後から足りない!ということがないように見ておきましょう。
男性社員では気付きづらいポイントを女性は見るものなので、内覧するメンバーに女性も含めておくと良いでしょう。
室内は、住宅と違ってオフィスは箱状になっているので、実際の広さが目でみてもイメージしづらいものです。
内覧前に、オフィスレイアウトを想定しておくと良いでしょう。オフィスレイアウトの想定とは、簡単なレイアウトイメージでよいのです。
応接室や社長室など個室は、どのぐらいの広さで何部屋必要なのか?執務スペースはどのぐらいの大きさか?部署ごとで仕切りを設けるのか?ということです。
つまり、間仕切りをどこで行うか想定しておくということになります。
それにより、内覧中に、「ココが応接室かな?」「この広さで間に合うかな?」ということを考えながら見ることができます。
また防音のために、床から天井まで間仕切りをする必要がある場合、空調機の位置や照明の位置がポイントになってきます。
もし空調機や照明の位置を動かす必要があると余計な出費が嵩むことになります。後々「理想のレイアウトができない。
こんなはずじゃなかった。。」とならないように内覧時に確認しておきましょう。
移転先に背が高いキャビネット・書庫を配置するつもりならば、天井高や梁の場所・高さを確認しておきましょう。
背が高いキャビネット・書庫を入れたい場合、メジャーを持っていくと良いでしょう。(梁までの高さは不動産資料には出てこない部分です。
実際に内覧し、現地で確認をしましょう。
その他、室内の明るさ、日当たり、そして意外なところでは「におい」もチェックしましょう。
周辺の飲食店からのにおいがきつくないか、など窓を開けてみてみることも重要です。(これも不動産資料には掲載していない部分です。)
オフィス内覧のコツまとめ
オフィス内覧のコツをまとめると下記のようになります。
- 立地・周辺環境は、駅までの距離・周辺の雰囲気や飲食店や目立つ建物をさらりとチェック
- ビル入口・エントランスは、広さや雰囲気の他、テナント表示板も忘れずチェック
- 室内・フロアはオフィスレイアウトを想定した内覧を!
- 室内の天井、空調機の数、梁の高さをチェックできれば上級者!
内覧は、候補となりうる物件を実際に見て、確認する行為です。確認で移転先物件を決めることになります。
物件が決まるとオフィスレイアウトをすることになりますが、賃貸借契約後にオフィスレイアウトを作成するケースが多く、実際に進めて行くとイメージ通りにならないことがあります。
この原因は、内覧時 に後々レイアウトに重要となるポイントの確認が出来ていなかったことにあります。
そうならないためにも、オフィスレイアウトを意識した内覧をすることをお勧めします。
これにより、入居後のイメージもより膨らむので、検討が深まるメリットがあります。ぜひ、オフィスレイアウトを意識した内覧を行ってください。
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