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オフィス原状回復工事見積りチェックのコツ

原状回復工事見積り

オフィス移転により、現在入居しているオフィスを返却することになると必ず発生する工事があります。

それが『原状回復工事』です。

原状回復工事とは、退去に伴い借主の負担により、借りた時の状態に貸室を戻す工事です。

賃貸借契約書において、原状回復工事に関する取り決めがされているため、その内容に沿って原状回復工事を行うことになります。借主の義務であると言えます。

しかし、オフィス移転には、様々な費用が掛かります。

入居する新しいオフィスには費用をかけても、退居する貸室になるべく費用を掛けたくない…というお気持ちもわかります。

そこで原状回復費用を抑えたい、という要望にお応えすべく、原状回復工事に「必要以上の」費用が掛からないコツをご紹介します!

原状回復工事の見積りをチェックしてみると、いろいろ経費削減のコツが見えてきます。

会社の大切な資源である「お金」をオフィス移転で有意義に使いましょう!

原状回復工事の内容をチェック

工事項目を確認まずは、返却する賃貸オフィスの原状回復工事の範囲や項目、内容をチェックしましょう。

お手元にある、退去する貸事務所の賃貸借契約書をチェックしてみましょう。

原状回復工事要項のような形で工事箇所や使用する部材や品番などを細かく設定されているでしょうか?

それとも、詳細までの記載はなく、ざっくりと書いてあるでしょうか?

原状回復工事について詳細に記載がある場合は良いのですが、一般的に原状回復工事について細かく記載していないケースが多いものです。

では、細かく記載がないから。。と考え、ここですぐに工事見積りを取るのは危険です!!

事前にビルオーナー側と工事項目や内容の確認をしてから原状回復工事の見積りをしましょう!!

原状工事の内容、項目に過不足がないかをチェックしておくことが肝心です。

ビルの貸主、ビルオーナーそれぞれが、原状回復工事は「ここまで綺麗にして戻してくれるだろう」というものがありますが、正確に規定はなく、実際には、あいまいです。

しばしば、原状回復工事後の返却時に、「あれ?ココも綺麗にしてよ。追加工事ね。」という事態が発生します。

したがって、どこの箇所をどういう材料を使ってどのように工事をするのか?

見積りをする前にオーナー側と項目のすり合わせをし、項目に過不足がないかをチェックしましょう!

当然、過度な項目、内容の見積りでは必要以上の費用が掛かってしまいます。また、不足がある場合も『ダメ工事』となり、追加工事をしなければならなくなり、無駄な費用が発生することになります。

見積りの数量をチェック

ここからは、実際に原状回復の工事業者からもらった見積りの内容をチェックしていきましょう。

原状回復見積りまずは、工事見積りの数量が正しいかチェックしていましょう。

原状回復工事の見積りでは、実際に寸法を測らず、図面上の寸法に基づき、数量が計算されていることがあります。

図面上の寸法は、壁芯計算によるものなので、実際の実寸寸法より面積が大きくなります。

>>壁芯面積と実寸面積の違い

工事見積りは、㎡(平米)やm(メートル)の単位で材料費や施工費が計算されます。そのため「数量」がそのまま金額に反映します。

もちろん、実際に必要な数量で計算しないと必要以上の費用が掛かることになります。

数量の間違いがないか、少し大きめに数量を換算していないか、チェックをしましょう!

特に注目すべき数量項目

●契約面積と床面積

契約書の契約面積と、見積書の床面積の数量が同じではありませんか?

図面上から寸法を取っているので、必要以上に数量が掛かっているケースがあります。

上記に記載した、壁芯面積と実寸面積の違いの他にも、
現状のオフィス契約がグロス契約だった場合、トイレなど特に張替などを要しない箇所の面積が含まれていないか確認してみてください。

>>グロス契約とは

●床面積と天井面積

見積書の床面積天井面積が同じではありませんか?

床の広さと、天井で原状回復工事をしなければならない箇所の広さは、実は違うのです。

なぜなら、天井にはエアコンや照明など天井材とは関係ない器具が付いていますので、その分、施工する広さは狭いはずです。

床面積と天井面積が同じ数量で換算されている場合は、気を付けましょう。

材料費と施工費の内訳をチェック

次に、原状回復工事見積りの材料費と施工費の内訳を確認しましょう。

原状回復工事工事項目の中には、材料費と施工費の内訳が分からない書き方をしている場合があります。

例えば、見積書の床タイルカーペット貼り替え工事の項目に『材工㎡/●●●●円』と書いてある場合があります。

このような書き方の場合、この金額の中に材料費と施工費が含まれて記載されています。

材料費と施工費、それぞれの費用が分からないのでチェックが必要です。

このような場合には、施工費の内訳を調べてみましょう。

最近では、クロスやカーペットなどの材料をネット検索すると通販で販売されている金額が分かります。

そのため材料費の金額が、容易にわかってしまいます。(業者さんとしては遣りづらい世の中ですが…)

材料費(例えば床タイルカーペットの料金)が、このくらいの金額で、
施工費(作業代)がこのぐらいの金額…と内訳が分かれば、業者さんの比較検討が正確にできます。

見積り金額の交渉をするときも、材料費はなかなか下げることができませんが、施工費は交渉できることがあります。

工事見積りの内容を紐解くことで、全体費用の削減が出来るかも知れません。

見積書の材料をチェック

原状回復工事の見積りにある材料の品番、品質も確認しておきましょう。

原状回復工事としては、現在使われている材料と同程度の商品を使用すれば良いかと思います。

材料については、どのメーカーのどの品番の商品を使うかを確認し、その商品が現在使われている材料と同程度の商品であるかをチェックしましょう。

出来れば実際に見積書で記載された商品を、実際に使っているかを確認すると完璧です。

原状回復工事見積りチェックまとめ

原状回復工事の見積りチェックのコツ如何でしたでしょうか?

ちょっと細かいコツなので、ここまでしなくても。。。という範囲のこともあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

しっかりお世話になったオフィスを原状回復して返却することは大切です。

しかし、必要以上の費用を掛ける必要はありません。

主張すべきことは主張し、納得のいく原状回復工事を行い気持ち良くお世話になったオフィスとお別れしてください。

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